焼付塗装 製缶フレーム パテ付け(穴埋め)
自動車関連の産業用設備機械製缶フレームの商品です。
素材:スチール
寸法:W1860×D590×H520
総重量:500Kg
使用目的:スチールの表面の凹凸や打痕を滑らかにする。
使用場所:屋内で生産される設備機械・色見本合わせ・全面パテ埋め・底面以外全面塗装
検査:色のタレ・スケ 外観部は滑らかで光沢がある仕上がり
今回は、60年間も取引をしているリピートのお客様からの依頼の商品です。
20㎜の板を溶接して組み上げた製缶フレームは外観の表面に凹凸がありサンダー掛けをした時のキズと打痕もあります。表面を滑らかにして美観重視の仕上がりが求められています。納入時には機械加工の油や異物が付着しています。そして、溶接時に着いたノロも取り除きます。
ノロとは:溶接時に発生する溶接カス(付着物)付いている場合は除去します。
作業工程
脱脂→パテ埋め→マスキング →下塗り→化粧パテ→上塗り→焼付乾燥
重要作業
キズや凹み、穴などにパテを埋めて肌を滑らかにして光沢を出します。そして、素材を水から守り、錆びたり腐食しないように致します。美観を良くすることでお客様の商品価値が上がります。
パテ埋め作業は部分パテと全面パテがあります。今回は全面パテを行いました。商品の仕上がりの良し悪しはパテ技術で決めります。パテをつけるにはヘラという道具を使います。パテの粘度も大切ですがヘラの使い方がとても重要になります。力の入れ加減と手首の柔らかさでパテの厚みが変わりツルッとした滑らかな肌触りに商品が生まれ変わるのです
私たちは70年以上前から存在するパテを現在でも大切に使い続けています。
全ての工程が整うと焼付塗装の工程に入って行きます。
最後に焼付温度の管理が大切になります。特に重量物の商品は生焼け(完全硬化がしなくてべたつく)になったり焼き過ぎてツヤがなくなり色が変色します。
仕事を終えて
2日間の短納期であったため社員たちが必死で間に合わせてくれました。
よく頑張ってくれましたよ。 感謝 感謝 感謝
今まで双葉塗装を育てて頂いたお客様の仕事は、どこの場所にパテをするのか塗装の工程などの仕様書はなく全て手前どもに任されています。だから私たちは想像力が豊かになり、お客様が何を求めているか言葉からでは読み取れない、心の中にある想いを引き出すような質問能力なども教わりました。出来て当たり前、褒めもくれませんが、とても頼りにされていると私たちは実感しています。
本当に間に合って良かった~~
チーム双葉の底力も見れたので嬉しい仕事でした。
1860×590×520 製缶コラム 全面パテ処理をしてから焼付塗装 |
入荷時
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